横綱同士の対戦で、白鵬を押し出す稀勢の里
地方巡業の一環である大相撲京都場所が15日、島津アリーナ京都で行われた。満員御礼となる約7千人が、力士の激しい取り組みに歓声を上げた。
今回で4年連続の開催となった。秋場所を全休した白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱の取り組みもあり、鶴竜は大関豪栄道を寄り切りで破った。結びの一番では稀勢の里が白鵬に押し出しで勝ち、観衆を沸かせた。取り組みのなかった日馬富士は土俵入りに参加し、4横綱そろい踏みで堂々と土俵を踏んだ。
幕下まではトーナメント戦で力を競った。幕下の千代栄(福知山市出身)は準決勝では寄り切りで敗れた。三段目は今福(南丹市出身)が寄り切り、序二段は北勝芯(八幡市出身)が押し出しで決勝を制した。
小中学生や大学生が関取に挑む「子どもの稽古」や相撲甚句、決まり手や禁じ手を面白おかしく紹介する「初(しょ)っ切(き)り」などさまざまな催しで盛り上がった。また、上賀茂神社では稀勢の里が奉納土俵入りを行った。