(新北 19日 中央社)日本統治時代の1919(大正8)年に開業した瑞芳駅(新北市瑞芳区)の百寿を祝い、地元では来年、100周年記念音楽イベント開催を計画している。瑞芳出身のソングライター、林垂立氏と、同駅とゆかりが深い大ヒット曲「車站」(駅)が、イベントの目玉になる予定。
陳奇正区長によると、同地はかつて、台湾で最大の炭鉱として栄えた町。地元で産出された石炭は全て、瑞芳駅から列車で運ばれていったという。
地元で生まれ育った林氏は、1990年代に多くの歌手に楽曲を提供したミュージシャン。なかでも、92年に女性歌手の張秀卿が歌って大ヒットを記録した台湾語歌曲「車站」は代表作。故郷の瑞芳駅を舞台に、愛する人が乗った列車をホームで見送る哀愁を描き出した。同駅はミュージックビデオのロケ地にもなっている。