(台北 22日 中央社)台北市内の家具街で21日、台湾製事務用椅子のデザインや丈夫さをPRしようとキャスター付きの事務用椅子を使ったレースが初めて開催された。同市の柯文哲市長が駆けつけ、レースを体験。事務用椅子に腰掛け、両脚を使って前進するが、そのスピードがあまりにも遅く、会場からは笑いが起こった。
レースが開催されたのは文昌家具街。同市商業処によれば、日本の商店街で行われたイベントを参考に企画されたという。長さ70メートルのコースを2人1組のリレー形式で往復し、その速さが競われた。
レース中、上手く直進できない人や転びそうになる人が続出。中には転倒してもあきらめず、すぐに起き上がってレースに戻る参加者の姿も見られた。1位を獲得した参加者には1万5000台湾元(約5万7000円)相当の家具街で使える商品券が贈られた。
イベントは22日まで開催。2日間で約200組の参加応募が寄せられたという。