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築100年の旧台南地裁 来月で公開1周年 3日間限定で夜間開館へ/台湾

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(台南 29日 中央社)南部・台南市の国定古跡、旧台南地方法院(裁判所)は来月8日、一般公開開始から1周年を迎える。同院はこれを記念し、来月10~12日、閉館時間を通常の午後5時から午後8時に延長する。夜間の公開は同院初で、来場者は夜の明かりが照らす中、100年以上の歴史を有する古跡を鑑賞することができる。他にも夜間音楽会の開催など、さまざまなイベントを企画しているという。

バロック様式の外観を持つ同院は、日本統治時代の1914(大正3)年に竣工。設計は総督府(現・総統府)や総督官邸(現・台北賓館)建設などにも関わった森山松之助が手掛けた。建物は戦後も使用され続け、2001年に裁判所が別の場所に移転されてその役割を終えた。2003年から13年に及ぶ修復作業が施され、昨年一般公開が開始された。

同院職員によれば、これまで約15万人が来場。平日は約200~300人が参観に訪れ、休日には1000人に達することもあるという。

同院では被疑者の身柄拘束に使われた拘置所や設備点検などのため、屋根裏に設けられた足場「キャットウォーク」などが見学できる。


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