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台北メトロ、不動産業に進出へ 日本の鉄道会社などを手本に/台湾

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台北メトロの董瑞斌董事長



(台北 10日 中央社)台北メトロ(MRT)は9日、不動産の開発と管理を行う新会社を設立すると発表した。日本をはじめアジアの鉄道各社を参考に、不動産事業拡大によって多角化経営を進め、利益増大を目指す。

同社はこの日、台北市内で記者会見を開き、董瑞斌董事長(会長)が新会社設立と台北駅西側での高層ビル建設計画への参加について説明した。

董氏は、運賃の改定ができない状況下でのコストのさらなる増大や、今後10年は新路線の開業が予定されておらず旅客輸送量の大幅な増加が見込めないことに触れ、多角化経営の必要性を強調。不動産事業が営業収益に占める割合が台北メトロはわずか3%と、JR東日本やJR西日本、香港鉄路などに比べ低い現状を説明した。

新会社は台北駅西側の2つの区画にそれぞれ56階、76階建ての高層ビル「台北双子星」を建設する開発計画に投資する。地下部分には桃園メトロ空港線の台北駅が入り、今年3月に正式開業したが、高層ビル部分は入札不調や落札者による保証金未納などにより、工事が停滞している。台北市政府は来年3月に再入札を行う予定。

董氏によると、開発計画の総事業費は700億台湾元(約2630億円)以内。2棟のビルにはホテルや商業施設、オフィスなどが入る見通し。


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