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大作洋画、芸術の秋彩る 京都で「独立展」開幕

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(京都市左京区・市美術館別館)



深まる芸術の秋を彩る「独立展」(京都新聞など主催)が14日、京都市左京区の市美術館別館で開幕した。今年は85回目を迎え、会員らは力強い絵画の大作を発表し、節目を祝っている。

 独立美術協会は1930年、日本洋画壇の14人が結成。翌年から同展を開催してきた。今年は、会員や準会員、会友、入選者の計120点を展示する。

 今秋文化勲章を受章した奥谷博氏は、明快な色彩を使って渦潮と横たわる女性を上下に重ねた幻想的な一作。絹谷幸二、大津英敏両氏のほか、京滋の有力作家の森田康雄、平岡靖弘、廣田政生各氏らが持ち味を見せている。

 布や紙を貼った絵肌、筆触を工夫した描写で表現した抽象画や風景画、人物像に、来場者が引きつけられていた。京都新聞賞は森下よし子氏(舞鶴市)が選ばれた。19日まで。有料。


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