瀬戸大橋
(北京 16日 中央社)旅行検索サイト「スカイスキャナー」は14日、2015年から2017年にかけて台湾の利用者による検索回数が最も上昇した日本の旅行先トップ10を発表し、岡山が1位となった。2位は仙台。トップ2の検索数の上昇率は10倍以上に上ったという。
同サイトによれば、岡山の検索回数は毎年平均3倍程度増加している。理由として、京都や広島、近年台湾人に人気の瀬戸内海エリアなどへのアクセスの良さが挙げられた。
3位以下には、函館、石垣島、名古屋、熊本が続いた。函館や石垣島は検索数が約8倍上昇したという。
同サイトは、台湾の観光客がこれまで比較的少なかった旅行先が検索されるようになっていると指摘。これらの旅行先は検索数では東京、大阪、沖縄などには及ばないものの、台湾人にとって「深い旅」が日本旅行の新たなトレンドになってきていると分析している。
交通部観光局の統計によると、2016年に日本を訪れた台湾人は429万5240人で、全体の出国者数の29.4%を占めた。同年に海外に渡航した台湾人のおよそ3人に1人が日本を訪れた計算になる。