照明がともる愛宕神社参道を登る参拝者たち
「火伏せの神」で知られる京都市右京区の愛宕神社で31日、恒例の「千日詣(まいり)」があった。大勢の参拝者が山頂の神社まで、雨上がりの参道を登った。
31日から8月1日早朝までに参拝すると千日分の火よけの御利益があり、3歳までに参ると生涯、火難に遭わないとも伝わる。夕方にはふもとから山頂まで約4キロの参道に電灯がともり、登山愛好者や家族連れがつえや飲み物を持って山頂を目指した。
1歳7カ月の長男を背負って夫婦で訪れた看護助手の山本浩さん(35)=伏見区=は「山が好きなので、子どもと一緒に火事にあわないようにお願いしたい」と力強い足取りで、ふもとの鳥居をくぐっていた。