(雲林 23日 中央社)台湾コーヒーの故郷として知られる古坑郷(中部・雲林県)で25日から、コーヒーフェスティバルが開催される。焙煎・ドリップなどの体験コーナーやピクニックイベント、コーヒー業者のコンテナハウスなど、さまざまな企画が用意される。同県政府は21日に同地でPR記者会見を開き、来場を呼び掛けた。
古坑は地理や気候、湿度などがコーヒーの木の生長に適していたため、日本統治時代にコーヒーの本格的な栽培が始まり、品質の高さから天皇に献上されたこともあったとされる。戦後、一時期下火になったものの、1980年代末から再び栽培が盛んになり、今では華山、荷包山などの地区にコーヒー農園が多く点在。2003年からは収穫期にコーヒーフェスティバルが開催されるようになり、今年で15回目を迎える。
今年のイベントは12月3日までの週末、店舗が集まる「華山[口加][口非]街」、本格的な焙煎コンテストが開催される「華山国小(小学校)」、マンゴーの並木道「緑色隧道(トンネル)」などで楽しめる。また、期間中は近隣の大型遊園地や高速道路のサービスエリアなどでも関連の催しが開かれる。