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日本統治時代に活躍した台湾画家が描いた淡水の風景、日本語で紹介

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陳澄波の風景画「淡水夕照」



(台北 24日 中央社)台湾人画家、陳澄波が描いた風景画を通じて新北市の観光名所、淡水を紹介する書籍がこのほど、日本語を含む7言語で刊行された。絵画には日本統治時代の1928~1936年の風景が記録されており、淡水の名所のかつての姿を垣間見ることができる。23日に発表会が開かれた。

同書のタイトルは「陳澄波と淡水を語ろう」(話説陳澄波与淡水)。淡水にキャンパスを構える淡江大学外国語学部が、外国語の専門性を活用して地元文化をPRしようと出版した。陳は1928~1936年に淡水を訪れ、12点の風景画を残した。中でも淡水の夕景を描いた作品「淡水夕照」はオークションで2億台湾元(約7億4400万円)を超える高値が付けられたこともある。

陳小雀学部長によれば、同学部は昨年、淡水区にある「陳澄波戸外美術館」の外国語ガイドの設置に協力。その際、貴重な歴史資料である陳の当時の作品をふるさと教材として活用できるのではないかと考え、陳澄波文化基金会から使用許諾を得て多国語版の書籍製作に乗り出したという。言語は中国語、日本語のほか、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語。

今回出版されたのは上篇で、紅楼や淡水礼拝堂、淡江中学、福佑宮などの名所を描いた風景画6点が収録された。すでに下篇の製作にも着手しているという。



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