交通部観光局の林坤源主任秘書(左)から同局PRキャラクター
「オーション」の縫いぐるみを贈られる長澤まさみさん(右)
(台北 2日 中央社)女優の長澤まさみさんが台湾観光のイメージキャラクターを続投する。このほど南部・台南を初めて訪れ、PRフィルムの撮影を行った。1日に撮影現場で交通部(交通省)観光局の林坤源主任秘書の訪問を受けた長澤さんは「これこそが台湾の人情味」と驚きつつ喜びを明かした。
長澤さんは2014年に台湾ドラマ「ショコラ」(流氓蛋[米羔]店)出演のために5カ月ほど台湾に滞在したのをきっかけに、2016年に日本向けの台湾観光イメージキャラに就任。台湾各地で撮影したPRフィルムやポスターが日本で放送、掲出された。
観光局は、新年度は長澤さんを通じて中部や南部の観光スポットやグルメを紹介し、台湾の多元的な魅力を伝えたいとしている。
この日長澤さんを訪問した林氏は差し入れとして台南名物の「蜜餞」(果物の砂糖漬け)を準備。長澤さんと台湾が今後も台湾と良い縁で結ばれ、日台間の交流を後押しする役割を担ってもらえるよう期待を寄せた。
長澤さんは、日本に帰国後、中部と南部の魅力をファンに紹介したいと話した。
観光局の統計によれば、今年1~10月の訪台日本人は151万8409人。前年同期比0.49%減でほぼ同程度となっている。