(台中 2日 中央社)中部台湾の7県市で使える個人旅行客向け観光パス「セントラルタイワンパス(中台湾好玩カー)」に、テーマパークを遊び尽くすプランや台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)乗車券と宿泊がセットになったプランなど、新たなラインアップが登場した。(カー=上の下にト)
パスは、苗栗県、台中市、彰化県、南投県、雲林県、嘉義市、嘉義県の旅行を優待価格で楽しめるプリペイドカード。提携施設などで割引が受けられるほか、交通系ICカードの役割も兼ねており、現金をチャージすれば乗り物や買い物などにも利用できる。台中市観光旅遊局は11月30日、台中市内でPR記者会見を開き、新商品の魅力を紹介した。
同局の陳盛山局長によると、目玉の一つは、48時間以内であれば麗宝楽園(台中市)や剣湖山世界主題楽園(雲林県)など、域内6カ所のテーマパークに各1回入園できるお得なパッケージ。食事やDIY教室、記念品などが付いて原価4456台湾元(約1万6600円)のところを特別料金999元(約3700円)で限定販売される。
もう一つの目玉は、新幹線を使う2人向けの宿泊プラン。ホテルは20軒余りから選択でき、台北-台中往復乗車券込みで1人当たり1899~2599元(約7000~9700円)。
このほか、携帯電話のプリペイドSIM(5日間)プランなど、外国人観光客を対象とした商品もそろう。台中市観光旅遊局は、国内外を問わず、ツーリストが1枚持っていれば便利だとして、セントラルタイワンパスの利用を呼び掛けている。