中国メディア・観察者によると、京都外国語大学の学生が協力し、京都の救急車が外国語でアナウンスを流すことになった。
京都市右京区の嵐山地区には多くの外国人観光客が訪れるが、道が狭く、日本語だけでアナウンスを流しても救急車が通行しにくいケースが少なくなかった。このため、京都外国語大学と消防局が連携し、外国語学部の学生が英語、中国語、韓国語の「通ります」という内容のアナウンスを作成、録音した。こうした試みは日本では珍しいという。
こうした試みに、日本のネット上では「必要だ」「大阪でもやるべき」「言葉の問題だけではない」「サイレンは世界共通のはず」「外国語は英語だけで十分」「観光に行くならその国のルールを守るのが普通。そこまでする必要ない」といった意見が書き込まれていると記事は紹介した。
一方、中国のネットユーザーからは「日本では救急車まで歩行者優先なのか」「日本の緊急車両はサイレンの音が他の国よりも小さいから、こういう対策が必要になるんだな」「サイレンの音は世界共通なのに、近所迷惑だからって音を小さくするからこういう後手後手の対策をしなければならなくなるんだ」「これはどの国から利益を得ているのかが分かる事例だ」「あんまり体裁がいいとは言えないね」「それでも丁寧な対応だ」などの声が寄せられている。