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寒風で甘さ蓄え、古老柿作りピーク 京都・宇治田原

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京都府宇治田原町で、特産の干し柿「古老柿(ころがき)」作りが最盛期を迎えている。丸太と竹で組んだ「柿屋」と呼ばれる棚に、皮をむいた鮮やかなオレンジ色の柿が並び、天日と冬風にさらされながら甘みを蓄えている。

 古老柿は、小粒の渋柿「つるのこ」を使い、町内各所で農家約20戸が生産する。柿屋で乾燥後、むしろの上で天日干しをし、20日ほどかけて作る。表面に糖分がしみ出て白い粉をまぶしたようになる。

 同町立川の永田紘一(ひろかず)さん(39)方では、このほど家族で作業をした。高さ10メートル、幅12メートルの柿屋に皮をむいた柿を並べている。永田さんは「今年は11月から風が冷たく雨も少なかったので、古老柿を作るには良い気候が続いている。順調に仕上がってきているので、楽しみにしてくれている皆さんに早く味わってもらいたい」と話す。贈答品としても人気があり、13日から京阪神などに出荷する。


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