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機内大暴れで台湾警察連行の日本人 科料19万円では済まない事態も

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台湾・台北の桃園国際空港を飛び立ったタイ・バンコク行き中華航空835便で9日、日本人客3人が酒盛りを始めて大暴れした。

 3人は福岡から台北経由でバンコクへ向かう途中で、台北到着時にはすでに泥酔状態。にもかかわらず、免税店で酒を購入し、乗り継ぎ便の離陸後、わずか30分で前後不覚の大立ち回り。トイレで喫煙するなどやりたい放題で、このままでは安全な航行ができないと判断した機長は台北へ引き返し、3人を強制降機させ地元警察に引き渡した。同便は4時間遅れで再度離陸し、乗客約260人が大迷惑を被った。

 台湾メディアはその傍若無人ぶりを大報道。発行部数100万部の中国時報によると、3人のうち1人は座席でも平然とたばこを吸い、座席の下には吸い殻が落ちていたという。また他の乗客から苦情が殺到、これを受けたCAに3人が逆ギレしケンカに発展していたことも明らかになった。

 混乱する機内の様子を動画配信したのは、香港を本拠地に台湾で姉妹紙を発行する“中華圏の東スポ”蘋果日報(アップルデーリー)だ。乗客が撮影したとおぼしきその映像には、台北へ引き返し着陸後の様子が写っており、空港関係者が没収したウイスキーらしき酒瓶は半分ほどが空だった。座席は乱雑に荒らされ、他の乗客が怒りの表情を浮かべる中、3人は連行されていった。

 親日の台湾でも、こういうときは容赦ない。どのメディアも3人の顔をモザイクや目線ナシで報じた。有力紙・聯合報は3人のうち1人の年齢や名字も未確定ながら報じ、ニュースチャンネル・中視新聞台は、空港での取り調べの様子を報道。係官の問い掛けに、3人は酒が残っているのか人ごとのように笑い、横柄な態度を取るなど反省の様子は見られない。

 3人は航空法違反の容疑がかけられ、実刑になると最高5万台湾元(約19万円)の科料が科される。「科料こそ安いが、中華航空から多額の損害賠償を求められるかも。さらに遅延で迷惑を受けた乗客が賠償請求訴訟を起こす可能性も。国外で有罪判決を受けたら、その後の海外渡航にも支障が出てくる」とは航空事情に詳しい記者。
 この年末年始、海外へ行く酒好きの方々は要注意だ。


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