ライモの作者、チェン
(東京 15日 中央社)台湾生まれのキャラクター、LAIMO(ライモ)をあしらった壁画が14日、東京都新宿区にお目見えした。写真撮影スポットにしようと、同所でカフェを営む台湾の業者が企画した。壁画を通じて日本の人々に台湾の雰囲気と創造性を伝え、日台の文化交流を後押しする。この日、除幕式が開かれ、ライモの作者、チェンさんや業者の代表らが出席した。
壁画を手掛けた「ドウモ・カフェ」は、日台文化の融合をコンセプトに掲げる。業者の廖恵萍さんは、カフェ以外に、日本と台湾の文化が交流できる場を設けたかったと語る。「台湾人は日本の全てのものが好き。だからこそ、全ての日本人にわれわれ(台湾人)と同じような気持ちで台湾を好きになってほしい」と願った。
チェンさんは、業者からのオファーに二つ返事で快諾したと明かす。チェンさんが壁画をデザインするのは2度目。壁画は長期にわたって残るアートであるため、また同様の仕事を引き受けたいと思っていたのだという。設計には1カ月半余りが費やされた。壁画にはライモとともに、コーヒー豆が風船のように描かれ、超現実的な雰囲気が演出されている。チェンさんは「みなさんに気に入ってもらえれば」と語った。
除幕式にはライモも登場。壁画と写真撮影する“お手本”を披露してみせた。