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日本統治時代の木造家屋、客家文化の発信拠点に/台湾・花蓮

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(花蓮 15日 中央社)築82年になる木造瓦ぶきの日本家屋4棟を修復し、地元の客家文化を伝える「好客文化会館」として生まれ変わらせる計画が、東部・花蓮市(花蓮県)で進められている。外観部分の修復工事はすでに終わっており、現在2棟で行われている内装工事も、来年1月に完成する見通し。

花蓮市は、客家人が人口の3分の1以上を占める“客家の里”。竣工のあかつきには、展示やイベントなどを通して地元の客家文化を発信し、産業振興につなげたいと期待を寄せている。

同市によると、この日本家屋は日本統治時代の1935(昭和10)年、台北地方法院(裁判所)花蓮港支部の職員宿舎として建てられた。全部で36棟あり、戦後も、一部が市長官邸として使われた以外は、引き続き裁判所職員宿舎として利用された。2003年、このうちの4棟が花蓮市公所(役所)に返還されたことで、再利用案が持ち上がったという。

修復に当たっては、日本家屋本来の持ち味を生かすことに重点が置かれ、2015年に行われた上棟式も、特別に招かれた日本人僧侶が執り行っている。


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