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湾生の住職、父親ゆかりの台湾の寺を訪問 日台の絆示す

 
普済寺を訪れる則竹秀南さん(左から2人目)

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(台北 26日 中央社)台北市北投区の普済寺は21日、臨済宗の妙心寺山内霊雲院(京都市)と友好寺院を締結した。同院の住職を務める則竹秀南さんは台南生まれの“湾生”。父親は日本統治時代に普済寺の建立に貢献した。両寺院の縁を結びつけた温泉ライターの西村りえさんは、則竹さんら日本の僧侶の普済寺訪問は日台の絆を改めて感じさせたと喜びを語った。

温泉街の北投に位置する普済寺は1905(明治38)年創建。則竹さんの父、玄敬さんは湯守り観音を安置する本堂の建設に携わり、1916年の落成に貢献した。同寺は地元住民に温泉の守護寺として親しまれたという。保存状態が良好で、質素ながらも荘厳な美しさを持つ仏教寺院は台湾では珍しいことから、1998年に市定古蹟に登録されている。

父の玄敬さんはその後、台南で開教に励み、1937年に秀南さんが生まれた。秀南さんはこの日、友好寺院締結のために普済寺を訪れ、「台南は私の故郷」と台湾への思いを明かした。


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