今年で最も大きい1月2日の満月(右)と最も小さい7月28日の
満月のイメージ図=台北市天文館提供
(台北 2日 中央社)1月の台湾の夜空では、天体ショーが相次ぐ。2日夜、満月がいつもより大きく見える「スーパームーン」が各地で眺められるほか、4日には流星群、同月2度目の満月となる31日には3年ぶりの皆既月食も楽しめる。
中央気象局によると、2日の満月は今年最大で、今年最小となる7月28日の満月よりも直径が13.9%長く見える。台湾では満月となるのは午前10時24分で、その瞬間を見ることはできない。しかし、全国的に快晴に恵まれたため、日が暮れてからでも各地で「ほぼ満月」を目にすることが可能だという。
また、4日の午前4時ごろには、しぶんぎ座流星群の活動がピークを迎える。月明かりの影響は受けるものの、1時間当たり110個程度の流れ星が見られると予測される。
31日の皆既月食では、月は午後7時48分から欠け始め、同8時51分には完全に欠け、赤銅色の皆既食の状態に。これが1時間17分間続いた後、同10時8分に光が戻り始め、同11時11分に元の丸い形となる。
台湾で前回皆既月食が観測されたのは2015年4月4日。次回は今年7月28日。