つるつる頭で得度式に臨む子どもたち
京都市下京区の真宗大谷派本山・東本願寺で4日、同派の僧侶になるための得度式が営まれた。全国から集まった子どもが、つるつる頭で儀式に臨んだ。
9歳児の男女66人を含む139人が参加した。式は午前9時半に始まり、白い装束の受式者は御影堂で大谷暢顕門首(86)から頭にかみそりをあててもらう「剃刀(ていとう)の儀」を受けた。京都市内は午前9時に30度を超える暑さで、授かった墨袈裟(すみげさ)を身に着けた子どもたちは額に汗を浮かべながら、かわいい声で読経を響かせた。
宗祖親鸞が得度した年齢にちなみ、同派では満9歳から式を受け付ける。毎月7日にあるが、子どもの希望が多い8月は2回行う。