(金門 3日 中央社)金門県政府が2日に公表した統計によると、中国大陸と台湾の離島を結ぶ渡航ルート「小三通」を利用して金門を出入境した延べ人数は昨年、175万4351人に上り、過去最高を更新した。同県政府観光処の陳美齢処長は、台湾を訪れる中国大陸客が減っている中でも、金門は観光や文化、スポーツなどで交流促進に尽力したのが功を奏したと分析し、観光客のさらなる増加に期待を示した。
同処の統計によれば、台湾からの利用者数は延べ101万3277人(前年比0.22%増)で、中国大陸からの利用者数は延べ70万2123人(同1.08%増)だった。中国大陸籍者向けの臨時上陸滞在通知証、いわゆる「小三通到着ビザ」の申請者は8万6376人に達し、同45.46%増となった。
同県政府によれば、陳福海県長が近年、小三通の申請手続きの簡略化などを中央政府に求めており、すでに前向きな回答が得られているという。