「京の冬の旅」で特別公開が始まった泉涌寺の舎利殿(京都市東山区)
冬の京都観光の魅力を発信する観光キャンペーン「京の冬の旅」の開幕イベントが10日、京都市東山区の泉涌寺で行われた。
キャンペーンは市と市観光協会、JRグループが共同開催する。52回目の今年は「明治維新150年記念」と、NHK大河ドラマの主人公の西郷隆盛がテーマで、期間は3月21日まで。
15カ所の社寺で文化財を特別公開し、定期観光バスを運行する。庭園や日本酒について学べる体験型の観光プランや、「岡崎界隈(かいわい)ウォーキング」などの企画も用意する。
開幕イベントには門川大作市長や市観光協会の柏原康夫会長、JRグループや旅行会社の幹部ら約70人が出席し、キャンペーンの成功を願うとともに、会場の泉涌寺で釈迦(しゃか)の歯と伝わる「仏牙(ぶつげ)舎利」を安置する舎利殿を見学した。
同寺の上村貞郎長老は「お釈迦さんの説法をたくさん聞いていた歯をおまつりしている。参拝者に御利益を受けてほしい」と話した。