台中メトロ(MRT)ブルーライン延伸部の路線図=台中市政府提供
(台中 12日 中央社)台中市政府は10日、建設が検討されている台中メトロ(MRT)ブルーラインについて、別途、台中駅から隣県の南投県政府(南投市)まで約30キロ延長する計画を明らかにした。実行可能性、採算性などの調査が2019年にも完了する見込み。両地をつなぐメトロが実現すれば、通勤・通学、観光などに役立つことが期待される。
同市交通局の王義川局長によると、現段階では中興大学、台中ソフトウェアパーク、霧峰の市街地、中興新村、南投市など計20の高架駅が設置される予定。総工費は約750億台湾元(約2800億円)で、中央政府と台中市、南投県が分担するという。
ブルーラインは台湾鉄路管理局(台鉄)の沙鹿駅から台中駅周辺を結ぶ全長21.3キロの路線で、沿線に15駅が設置される。蔡英文政権の大型インフラ整備計画に盛り込まれているが、まだ着工には至っていない。