台北市の国軍歴史文物館
(台北 12日 中央社)台北市の国軍歴史文物館は16日から、一般公開を再開する。昨年8月に同館から盗まれた刃物によって総統府の憲兵が切りつけられる事件が発生して以降閉館しており、保安対策強化や内部の修繕などが進められていた。公開再開に合わせ、憲兵の功績などについて紹介する特別展が同日から6月15日まで開催される。
事件では、男が犯行前に同館に侵入し、「南京事件」で使用されたものとして展示されていた軍刀を窃盗。その直後に総統府に向かい、制止しようとした憲兵の右首や左耳、両手などを切りつけた。男は殺人未遂罪などで起訴され、検察から懲役7年を求刑されている。