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京都、武者小路千家で初釜 新年の一碗すがすがしく

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千宗守家元(左から2人目)と宗屋若宗匠(左端)が招待客をもてなした武者小路千家の初釜



茶道武者小路千家の初釜が12日、京都市上京区の官休庵で催された。冷え込んだ冬晴れの朝、各界の招待客が訪れ、すがすがしい新年の一碗を楽しんだ。

 戌(いぬ)年と勅題の「語」にかけて、茶室環翠園の床には、1610年の庚(かのえ)戌の元旦に「寛永の三筆」の一人近衛信尹(のぶただ)が記した和漢の連句が掛けられ、春を迎えた喜びを表した。鐶付(かんつき)が犬の耳のようにそばだった唐犬(とうけん)釜、戌の香合なども調えられた。

 午前10時の初席には、山田啓二京都府知事や伊吹文明衆院議員ら23人を迎えた。初席に合わせて立ち寄った聖護院(左京区)の宮城泰年門主らの祈禱(きとう)が響く中、千宗守家元がゆったりと濃茶を練り「初釜の時季は雪が多いですね」などと和やかに言葉を交わした。

 今年の初釜は宗守家元と宗屋若宗匠が交代で濃茶を練り、11~14日まで約820人をもてなす。20、21日は東京でも開き、約400人を招く。
 

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