(桃園空港 16日 中央社)財政部関務署(財務省関税局に相当)台北関は15日、限度額を超えた現金を無申告で持ち込んだ60歳の台湾人の女から日本円1631万円を没収した。女は、申告する場所が分からなかったと話しているという。
台北関によると、女は同日午後に東京から桃園国際空港に到着。税関で、申告するものがない人が並ぶレーンを通過しようとした際に不審な挙動が見られたため、職員が荷物を開けて検査しようとすると「申告品がある」と言い出したという。
場所を移してスーツケースの中身を調べたところ、1744万円が見つかった。職員は規定の範囲内となる113万円を女に返還し、残りを全て没収した。
無申告で持ち込み・持ち出しが可能な外貨、有価証券の限度額は1万米ドル相当、人民元は2万元以下、台湾元は10万元以下まで。台北関は、限度額を超過する場合は自主的に申告するよう呼び掛けている。