低温の影響でひび割れができたトマト
(台北 18日 中央社)今月8日から台湾に流れ込んだ強い寒気による農水産物への被害について、行政院(内閣)農業委員会は17日、同日午後5時までの被害総額は概算で6494万台湾元(約2億4400万円)に達したと発表した。
農作物の被害は882ヘクタール、5114万元(約1億9200万円)で、このうちトマトの損失は37%に当たる1875万元(約7000万円)で最も多かった。このほか、かんきつ類やレンブ、ニガウリ(ゴーヤー)などの被害も目立った。
水産物の被害は養殖サバヒーがほとんどで、南部・台南市、嘉義県、中部・雲林県、彰化県などを中心に、1380万元(約5200万円)の損失となった。
地域別では、全体の約36%を占める2314万元(約8700万円)の被害を受けた南部・高雄市の状況が最も深刻となっており、同市に隣接する台南市(19%)や、北部・新竹県(16%)などがこれに続いている。