「蘇花公路」バイパス建設工事の状況を視察する賀陳旦交通部長(手前左)
(宜蘭 18日 中央社)賀陳旦交通部長(交通相)は17日、東部・宜蘭と花蓮を結ぶ唯一の道路「蘇花公路」で進められているバイパス建設工事の状況を視察した。蘇澳から東澳まで(いずれも宜蘭県)の区間9.7キロについて、旧正月(今年は2月16日)前に開通させる見通しを示した。
同公路は断崖絶壁に面しており、道路幅が狭くカーブが多いのに加え、交通量が多いことから交通の難所として知られている。短絡化を図るため、8つのトンネルと橋の建設などが進められていたが、2012年に宜蘭県南澳で漢本遺跡が発見され、一部区間の工事に影響が出ていた。遺跡の発掘作業は昨年8月末に完了している。
バイパス区間の全長は38.8キロ。全線完成は2019年末を予定している。