中国メディアの観察者網によると、台湾の警察当局がこのほど、警察官の新しい制服として3種類のデザイン案を作成し、インターネットで投票の受け付けを始めた。だがそのうちの1種類が中国本土の警察官の制服デザインと似ているとして物議を醸しているという。
記事が19日付の台湾・聯合報の報道として伝えたところによると、ある警察関係者は「3種類のデザイン案のうちの1つの色が、中国大陸の警察官の制服の色と同じだ」とし「一緒に並んだら見分けがつかない。両岸(中国と台湾)はまだ統一されていないのに、警察が先に統一された」と述べた。ネット上でも「(与党の)民進党による統一に向けた準備だ」などの指摘が出ているという。
記事によると、野党・国民党の曽銘宗・立法委員は「警政署は、制服デザインの変更を発表後、現場の意見を聞くと強調してきた。警察官の多くが現在のデザインを支持している以上、そうした声を尊重すべき」との認識を示したという