京都に芽吹く新鋭の創作を奨励する第5回続(しょく)「京都 日本画新展」(JR西日本、京都新聞主催)が26日、京都市下京区の美術館「えき」KYOTOで開幕する。25日、関係者を招く内覧会が開かれ、作品が公開された。
同展は2009年に始まり、14年に選考方法を変えて改称した。今回は有力日本画家大野俊明さん、竹内浩一さん、林潤一さん、村田茂樹さんが推薦した京都・滋賀を中心とする若手39人が出品した。
重厚な絵肌を用いて、大樹を背景にクジャクの生命感を表現した山内登喜雄さんの大賞作をはじめ、動植物の営みや季節の移ろいなど自然への感動、日々の心の機微を爽やかな創意でとらえた作品を展示している。推薦委員4人の新作と、昨年まで委員を務めた故小嶋悠司さんの作品も並び内覧客がじっくり鑑賞していた。2月5日まで。
無料。(京都新聞)