中信の林威助2軍監督
(屏東 2日 中央社)元阪神で昨年現役を引退した林威助氏は今年、台湾プロ野球・中信の2軍監督に就任した。南部・屏東県でのキャンプが始まった1日、林監督は今後の指導方針について、若手選手にマナーや態度、基本動作をしっかり身に付けるよう求めていきたいと意気込みを示した。
林監督は2002年度ドラフト7位で阪神に入団。11年にわたり在籍し、一時期は打線の主軸として活躍した。阪神退団の翌年となる2014年からは中信でプレーした。
林監督は監督就任のオファーを受けた時の心境を振り返り、「チャンスが巡ってきたからには挑戦してみたい」とあまり躊躇せずに決意したことを告白。台湾に戻ったのも台湾球界のために何かしたいとの思いがあったからだと明かした。昨年すでに指導者になる心構えを整えていたという。
中信は今季、林監督の引退セレモニーの開催を予定している。一部報道では、古巣の阪神も今年の「台湾デー」で、林監督による始球式や引退セレモニーの実施を計画していると伝えられた。林監督は始球式の話は聞いていると認めながらも、引退セレモニーについては分からないと話した。その上で、日本でプレーした11年を日本の球団に尊重してもらえることは、非常に光栄だと語った。