装束をまとう参加者たち(東京都港区の式場)
京都の魅力を海外に発信する京都市主催のレセプションが2日、東京都内で開かれた。各国の在日大使館職員や家族らに平安貴族装束を体験してもらうなどして、京都ならではの歴史と文化を紹介した。
61カ国の大使館、外資系企業から約260人を招いた。芸舞妓の舞いや東映京都撮影所の俳優による殺陣、伝統工芸の製作の様子を披露した。パリ市と京都市の姉妹都市締結60周年を記念し、フランスのローラン・ピック大使が「同じ文化のまちとして京都の海外発信にぜひ協力したい」とあいさつした。
長袴(ながばかま)や烏帽子(えぼし)といった平安時代の貴族の装束を着用体験するコーナーでは、参加者が「1枚で着る洋服とは異なる、新鮮な経験」などと喜んでいた。
レセプションは京都市が都内各地で開催する京都体験事業「京まなび」に合わせて毎年開いている。今年の京まなびは、3日から3月11日まで実施する。