(台北 4日 中央社)台湾東部・花蓮県沖で4日夜9時以降、地震が多発している。最も規模が大きいのは同9時56分に起きたマグニチュード(M)5.8の地震だった。震源の深さは16キロ、震源に近い花蓮県の太魯閣と宜蘭県蘇澳では最大の震度5を記録した。台湾全島で揺れが感じられたが、これら地震による人的被害は今のところ確認されていない。
各地の震度は花蓮県花蓮市、南投県合歓山、宜蘭県宜蘭市で震度4、台中市徳基、桃園市三光、新竹県竹東、新北市五分山、台北市信義区、雲林県斗六市で震度3、台北市、新北市、新竹市などで震度1だった。
花蓮県沖のほかに、新竹県や宜蘭県などを震源とする地震も起きており、台湾では4日の1日だけで地震が12回以上発生している。マグニチュードは3.3~5.8 となっている。
震度はいずれも台湾基準。