日本女子プロ野球初の台湾人選手となる(右から)シェン・ジァーウェン、ヂェン・チー、シェー・ユーイン
(台北 6日 中央社)日本女子プロ野球に初の台湾人選手が3人誕生する。日本女子プロ野球リーグは4日、台北市内で入団式を行い、今年3月から同リーグに加入するヂェン・チー外野手、シェン・ジァーウェン外野手、シェー・ユーイン投手がそれぞれ意気込みを語った。
米大リーグ、シカゴ・カブスに所属する曽仁和投手を弟に持つヂェンは愛知ディオーネに入団する。入団が決まったことを弟に電話で報告した際、気持ちをどう表現すればいいか分からなかったが、弟から「分かる、自分もそうだった」という言葉が返ってきたと振り返った。今季は新人王、打撃タイトル獲得を目指す。
ともに台湾代表の経験があるシェンとシェーは京都フローラでプレーする。同リーグの公式ホームページで「即戦力候補」と紹介されている強肩強打のシェンは、打撃タイトル獲得を目標に掲げる。シェーは守備には自信があると胸を張り、ベストナインを目指したいと意気込みをみせた。
同リーグの入団テストへの受験資格には「女子プロ野球を普及し、発展させたいという熱い気持ちを持つ女性」と掲げられている。選手育成担当者は、入団の決め手について3人とも日本で学んだことを生かして台湾の女子野球発展に貢献したいという気持ちが強いことを挙げ、リーグの理念と合致しているためだと話した。
同リーグは3月21日にナゴヤドーム(名古屋市)で開幕する。