(台北 7日 中央社)6日午後11時50分ごろ、東部・花蓮県の近海を震源とするマグニチュード6.0の地震があり、同県花蓮市などで震度7(台湾基準)の激しい揺れを観測した。中央災害対策センターによると、7日午前9時現在、2人が死亡し、219人がけがをした。
花蓮市ではホテルの「統帥大飯店」や一部の民家など少なくとも4棟の建物が傾斜、倒壊しており、ホテルの職員や住民など177人が消息を絶ち、消防や警察、軍などは捜索を急いでいる。
この地震のため、一時は1900世帯が停電、4万世帯が断水状態になっていた。
交通機関への影響については7日午前9時現在、台湾鉄路管理局(台鉄)の一部貨物線(花蓮港支線)を除き、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)なども含んで正常運行に戻っている。
その後も余震とみられる地震が相次いでおり、7日午前9時45分までに計130回以上が起き、最大のものは同2時7分ごろと3時15分ごろのM5.4だった。