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日本統治時代建設の「旧台中駅」が大氷像に さっぽろ雪まつり/台湾

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(札幌 5日 中央社)札幌市内で5日に開幕した「第69回さっぽろ雪まつり」に、台湾中部・台中市の旧台中駅を模した大氷像が展示された。同日テープカットに臨んだ謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は、台湾が7年連続で作品を展示していることに触れ、台湾と北海道のさらなる交流深化に期待を示した。

大氷像は高さ10メートル、幅18メートル、奥行き16メートル。モデルとなった旧台中駅は日本統治時代の1917(大正6)年に完成した駅舎で、約100年にわたって台中の表玄関として利用されてきた。2016年に鉄道の高架化に伴い駅としての役目を終え、現在は国定古跡として保存されている。

謝代表はあいさつで、展示で旧台中駅の歴史を知ってもらう以外にも、北海道の人に台湾の自然と人情味を感じ取ってもらいたいと述べ、今年11月に台中市で開幕する花の祭典「台中フローラ世界博覧会」への来場を呼び掛けた。

会場には初めての雪まつりを楽しむ南部・高雄市からの観光客の姿も見られ、かつて同市の市長を務めた謝代表を前に「元市長と会えてうれしい」と声を弾ませる一幕もあった。

台湾は毎日新聞社の協力の下、2012年から毎年、大氷像を展示している。


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