「雲門翠堤大楼」での捜索について説明する陳文龍消防署長
(花蓮 9日 中央社)東部・花蓮県近海で起きた地震で倒壊したビル「雲門翠堤大楼」では発生から60時間が経った9日正午現在、下層部に入居するホテルの宿泊客7人の安否が依然として確認されておらず、捜索が続けられている。捜索は不明者が宿泊していた201号室と213号室で重点的に行なわれているが、下層部はつぶれており空間が狭いため、難航している。
救助隊が同日午前、人命探査装置を使い香港系カナダ人夫妻が宿泊する213号室の深さ2メートルの地点を調べたところ、生存者と思われる反応が感知されたほか、においも感じられたという。陳文龍消防署長によれば、救助隊員は3階から穴を開け、捜索の範囲を広げていくとしている。