林佳龍・台中市長(右)からユニホームを手渡される張泰山内野手
(台中 10日 中央社)台湾プロ野球・統一ライオンズを2015年に退団後、日本の独立リーグなどを経て今季から中部・台中市の社会人チーム「台湾人寿」でプレーすることになった張泰山内野手(41)が6日、台中市内で入団記者会見を開いた。「優勝を目指したい」と意気込みを語った。
台湾原住民(先住民)アミ族出身の張は、1990年の台湾プロ野球発足以来、唯一の2000安打達成者。2015年末、現役続行のため、統一が打診したコーチ就任を拒否し、2016年に四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに移籍。昨秋から先月末までは豪プロ野球のアデレード・バイトに所属していた。
この日の会見には、林佳龍・台中市長や、チームに新たに加わった日本人選手、杉尾拓郎、長江翔太(元巨人)も出席した。林市長は、両選手の入団について「台湾と日本の野球交流を深めるものだ」と喜んだ。