清水の舞台で交響曲を奏でる日本とドイツの若者たち
平和をテーマに、画家・絹谷幸二氏の作品と、東京音楽大の学生やドイツのバイエルン州立青少年オーケストラが競演する催しが9日夜、京都市東山区の清水寺であり、市民らが芸術の一夜に浸った。
終戦記念日を迎える8月に芸術を通して平和の大切さを考えてもらおうと、同大学が初めて主催。広島や京都、横浜など4都市で順次開催している。
清水寺の舞台で、演奏家ら100人がレクイエムや交響曲をしっとりと響かせ、月を大きく描いた絹谷氏の作品がプロジェクターで仁王門の屋根に映し出された。