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食品、婦人服売り場を大幅改装 京都伊勢丹、開業以来初

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ジェイアール京都伊勢丹(京都市下京区)は14日、2020年までに地下食品売り場や婦人服売り場を大幅にリニューアルすると発表した。大型改装は1997年の開業以来初めて。伊勢丹が入居する京都駅ビルも、店舗の再配置や改装を行い、訪日外国人客向けの土産物店や飲食店を充実させ、需要の取り込みを図る。

 伊勢丹は、駅ビル地下1階の書店や土産物店、カフェの入居スペースを新たに割り当ててもらい、食品売り場を約2千平方メートル拡張。和洋菓子やパン、酒の販売を強化する。2~5階の婦人服や靴、バッグなどの売り場も改装し、新たなブランドを導入する。

 駅ビル2階の南北自由通路西側で伊勢丹が08年から運営する商業施設「スバコ」は、新たに土産物や食品を扱う店舗を入れ、駅利用客の利便性を向上させる。レストランゾーンも拡大する。

 今月から順次着工し、20年春の完了を予定する。投資額は55億円。広報担当者は「地元の利用客と観光客、両方のニーズに合う形を目指す」と話す。

 駅ビルを運営する京都駅ビル開発(下京区)も同日、駅構内にある商業施設の改装計画を発表した。

 2階の西口改札や1階の中央口改札付近に土産物店を集め、品ぞろえを充実させる。コンビニやドラッグストアなどを移設するほか、増加傾向にある訪日客に対応するため、コインロッカーを増設し、外貨両替機も新たに設置する。19年春完成を目指す。


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