(台北 22日 中央社)政府系シンクタンクの資訊工業策進会は21日、スマートフォン(スマホ)を1日に2時間以上利用する人が8割近くに上っているとする調査報告を発表した。スマホの1日当たりの利用時間は年々増加しており、使う機能や内容も多様化しているという。
調査は2017年第4四半期、台湾全土に居住する13歳以上の4G(第4世代移動通信システム)スマホ所持者を対象に実施された。有効回答件数は1300件。調査によれば、1日にスマホを2~5時間利用する人は51.5%、5時間を超える人は28.1%だった。
調査は4Gサービスが普及するにつれ、スマホで動画や音楽鑑賞、ゲームなどを楽しむ人が増えていると指摘。中でも動画鑑賞の割合の増加が最も顕著で、2014年同期を19ポイント上回る89%に達した。
年齢層によってスマホで使用する機能が異なる実態も明らかとなった。13~24歳は音楽や動画鑑賞、25~44歳はSNS(交流サイト)や無料通信アプリなどの利用、45歳以上は写真撮影やニュースの閲覧が主だったという。