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震災復興照らす灯に 京都、住民らがキャンドル作り

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溶かしたろうそくでキャンドルをつくる人たち(京都市伏見区向島)



京都市伏見区の向島ニュータウンのコミュニティースペース「京都文教マイタウン向島」で24日、東日本大震災の慰霊と復興の願いを込めて3月10日夜に実施する「3・11メモリアルキャンドル」に向け、キャンドルづくりが行われた。地域の子どもたちや住民、近くの大学生らが、ろうを容器に流し込んでキャンドルをつくったり、飾り付けたりした。

 向島で暮らす福島第1原発事故による避難者グループ「笑顔つながろう会」とまちづくり協議会などでつくるメモリアルキャンドルの実行委員会が共催。今年で6回目。

 メモリアルキャンドルは10日午後6時から、京都銀行向島支店前の広場で点灯。3・11の数字の形に並べた色とりどりのキャンドル300個以上をともす。当日まで誰でも1口100円で復興の思いを託す短冊にメッセージを記入でき、収益金は被災地支援に充てられる。合唱や篠笛などの演奏も行う。

 笑顔つながろう会代表の高木久美子さん(51)は「心の復興はまだまだ先の長いトンネルの中。悲しみや悔しさ、怒りを胸に立ち上がった方々もいる。少しずつ意識を持つことで幸せな未来を描けたら」と話す。

 7~11日まで京都文教マイタウン向島では、写真展や講演会も予定している。
実行委の愛隣館075(604)6159。

(京都新聞)


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