東京マラソンに出る台湾人ランナー(手前)
(東京 26日 中央社)東京マラソンが25日、東京都内で行われ、約1000人の台湾人ランナーが出場した。「台湾」と書かれたウェアや中華民国国旗がデザインされた帽子を身に着けて走る人の姿もあり、沿道の観衆からは「台湾がんばれ」などのエールが送られた。声援を耳にした台湾人ランナーたちからは感激や感謝の声が上がっている。
台湾の文字がデザインされたウェアを着て出場した男性は、途中で力尽きそうになったが、沿道から送られた多くの声援に励まされて完走できたと喜んだ。今回が初めての参加だという女性は、走行中に地震に見舞われた花蓮を励ますメッセージを目にしたという。給水ポイントで熱くもてなされたと話す男性もいた。
この日の台湾人ランナーのトップは、オリンピックへの出場経験を持つマラソン選手、張嘉哲(34)。記録は2時間19分59秒で順位は57位となり、21年ぶりに同大会での台湾人男子の記録を更新した。