京都市立洛水中(伏見区)
京都市立洛水中(伏見区)の女性教諭(55)が昨年9月、校内の女子トイレのスリッパを3日間にわたって隠していたことがわかった。
教諭は「生徒のスリッパの使い方が悪く、指導の一環で行った」と説明したが、靴下のままトイレを利用した生徒もいたといい、市教委は「不適切な指導だった」として教諭を口頭で厳重注意した。
同校などによると、教諭はトイレの清掃指導を担当。校舎3階の女子トイレで、スリッパが散乱したり、洗面台付近が水でぬれたりすることが続いたため、昨年9月26日、スリッパ全5足を用具庫に隠した。
校内の戸締まりをしていた教頭が27日夜にスリッパがないことに気付き、28日朝に教諭に戻すよう指示。教諭は全校集会でスリッパの適正な使用を呼びかけた上で、同日夜にスリッパを戻した。教諭は「再三注意したが改善されず、生活上の小さな乱れを見逃してはいけないと思ってスリッパを片付けた」と話しているという。
読売新聞