松本零士さんから贈られた夜久野町のキャッチフレーズを記した色紙
漫画家松本零士さんが京都府福知山市夜久野町につけたキャッチフレーズ「銀河鉄道999 その心の生れた夜久野」のロゴマークのデザインを、住民団体「夜久野星空の会」が1日から募集する。応募作品は松本さんが審査委員長を務めて選考する予定で、最優秀作品は同町のPRに活用していく。
松本さんは、同町で一時生活した京都産業大創設者の天文学者荒木俊馬氏(1897~1978年)が書いた子ども向けの本「大宇宙の旅」に感動。宇宙への関心や999の着想につながったことから2002年に同町を訪れ、考案したキャッチフレーズをしたためた色紙を旧夜久野町に贈った。
999のイルミネーションイベントなどを企画してきた星空の会は、5月26、27日に同町での「夜久野高原手づくり市」が9回目を迎えることから、最優秀作品のロゴマークをあしらったTシャツやかばんなどのグッズを販売し、999のまちの周知につなげることにした。同町のイベントでのポスターやパンフレットにも活用する予定。同町の夜久野みらいまちづくり協議会も999を生かしたまちおこしを検討し、機運が高まっている。
ロゴマークはキャッチフレーズ以外の文字は入れず、縦、横書きは問わない。文字を生かすイラストは可。サイズはA4以内で著作権は同会に帰属し、郵送かメールで応募する。締め切りは4月1日で審査結果は同月末に発表予定。星空の会の衣川タカ子会長(68)は「自由な発想で作品を寄せてもらい、夜久野をどんどん発信したい」と意気込む。