「台湾版ウユニ塩湖」とも呼ばれる高美湿地
(台中 1日 中央社)米バケーション・レンタルサイト大手のホームアウェーがこのほど発表した今年のトレンド分析報告で、中部・台中市が台湾で唯一、注目の旅行先トップ3にランクインした。1位はフィリピンのセブ島、2位が札幌、3位が台中だった。台中市政府はこの結果を受けて感謝の意を表明するとともに、ぜひ同市を訪れて人情味を体験してほしいと国内外のツーリストに呼び掛けた。
報告は、世界190カ国・地域で200万件以上の登録物件を有する同社が、昨年12月末までの12カ月間のデータを基に、台湾の団体や家族連れの間で今年人気が高まる可能性がある旅行先を選び出したもの。前年は大阪、京都、香港、ソウル、バンコクが選ばれていた。
台中市は人気上昇の理由について、歴史的な遺産や美しい自然に恵まれ、都会の喧騒から遠ざかれる環境や、安くておいしい台湾グルメ、ショッピングの便利さなどを挙げている。
観光産業振興のため、高美湿地や谷関温泉など地元の景勝地のPRや各種イベント開催に力を入れている同市。昨年は、英調査会社、ユーロモニターインターナショナルが11月にまとめた「世界の観光都市トップ100 2017年版」で96位に選ばれている。