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蒋介石元総統が眠る棺、赤いペンキかけられる 2・28事件から71年/台湾

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赤いペンキがかけられた蒋介石元総統の棺 


(台北 28日 中央社)戦後の台湾で国民党政権が市民を弾圧した「2・28事件」から71年目を迎えた28日、桃園市の慈湖陵寝内に安置されている蒋介石元総統の遺体が納められた棺に、赤いペンキがかけられているのが見つかった。市民団体「FETN-蛮番島嶼社」は同日午前、赤いペンキをかけた棺の写真をフェイスブック上に掲載。犯行を認める声明を投稿し、蒋介石と蒋経国2人の元総統を紀念する両蒋文化園区(桃園市)の廃止などを訴えた。

同団体のフェイスブックには、「各界が台湾の人々の苦難を記念するきょう、正義に関心を寄せ、移行期の正義の着実な実施を主張する青年のグループが犠牲者の鮮血を象徴する赤いペンキを独裁者の棺にかける」という文章がつづられた。さらに、要求として(1)権威主義体制下から残された功績を徹底的に排除し、台湾の資源を使って独裁者をまつるのをやめる(2)両蒋文化園区の廃止―の2つが挙げられた。

国防部(国防省)の陳中吉報道官はこれを受けて、同部は非理性的な行為を非難すると遺憾を表明し、冷静さを保つよう社会に呼び掛けた。また、今後は巡回を強化し、警備体制についても検討するとした。


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