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台湾漁船、日本の取締船に追跡される 外相「過度な法執行あれば抗議」

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呉ショウ燮外交部長(ショウ=金へんにりっとう) 

台湾漁船、日本の取締船に追跡される 


(台北 5日 中央社)台湾が主張する暫定執法線の東側を航行していた台湾の漁船が3、4日の2日連続で日本の取締船から追跡を受けていたことが5日、明らかになった。行政院(内閣)農業委員会漁業署が発表した。呉ショウ燮外交部長(外相)は同日、報道陣に対し、日本側に行き過ぎた法執行があった場合、強く抗議する方針を示した。

漁業署の報道資料によると、東部・宜蘭県蘇澳籍の漁船「東半球28号」は先月28日、特定漁業船として蘇澳を出港し、3日午前、台日漁業取り決めの適用水域外約10カイリ(約18.5キロ)で日本の水産庁の取締船に追跡された。船舶監視システム(VMS)の情報によると、船は直線に航行していたと推定され、操業の有無については調査中だという。日本側にも具体的証拠の提供を依頼し、台湾漁船の違法操業が判明すれば厳しく罰するとした。

同漁船は4日には遊漁船として出港し、同日午前7時、暫定執法線の東側、日台双方が排他的経済水域(EEZ)を主張する与那国島西側の海域で、日本側による追跡や放水などの妨害を受けた。漁船は日本の領海には入っておらず、台日漁業取り決めの適用水域でもなかった。そのため漁業署は、同海域で台湾側は操業を主張可能だとし、日本側の妨害行為に対して外交ルートを通じて抗議するとした。

漁業署は、北緯27度以北および八重山諸島以南の日台双方がEEZを主張する海域について、過去の台日漁業委員会において同署が日本側に対して迅速な協議入りを求めてきたものの、日本側によって様々な理由で先延ばしにされてきたと強調。引き続き外交ルートを通じて日本側に早急な協議実施を求めていくとした。


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