5日は二十四節気の「啓蟄」、冬眠していた虫が地上に出てくる季節
(台北 5日 中央社)中央気象局によれば、5日午前は台湾各地で気温が30度を超え、汗ばむ暑さとなった。台北では午前11時20分ごろ、気温30.2度を観測した。6~7日は北東の季節風が強まり、北部では涼しく感じられる。8日には大陸から寒気団が押し寄せ、9~11日には再び冬のような寒さに戻る見通し。気象局は気温の変化が大きくなるとして注意を呼び掛けている。
気象局によると、本格的な春の訪れを告げる「春雷」が4日午後2時頃、離島・馬祖で観測された。5日は二十四節気の「啓蟄」(けいちつ)に当たり、冬眠していた虫が地上に出てくる季節とされる。毎年啓蟄の頃に鳴る雷を台湾では春雷と呼ぶ。
5日の正午以降は前線が通過するため、中部以北や東部、南部の山地などでにわか雨がある見込み。所によっては雷雨となる恐れもあるとしている。前線が通過した後は北東の季節風が強まり、気温が低下。最低気温は各地で17~23度まで下がるとみられている。
6~7日は季節風の影響で北部の最高気温は20度前後に留まる。8日には大陸の寒気団が到来。9~11日は寒気団の影響を受け、各地で気温が低下し、中部以北や北東部では最低気温が11~13度まで下がる可能性もあるという。