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台湾東部地震で損壊の旧百貨店を解体 2週間以内に完了の見込み

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地震で損壊した花蓮・旧遠東百貨店 


(花蓮 4日 中央社)東部・花蓮県で先月6日に発生した地震で建物の一部が損壊した旧遠東百貨店の解体工事が4日、始まった。同ビルは先月9日、内政部(内務省)営建署により危険な建築物と認定。同県政府は先月13日、ビルを所有する遠東(ファーイースタン)グループに対し1カ月以内に解体するよう要請していた。工事は2週間以内に完了する見込み。

旧遠東百貨店は1991年、花蓮市の中心街に開業。12階建てで、地下駐車場が設けられていた。2009年、百貨店は別の場所に移転。地震発生時、ビルに入居していたテナントはなく、空きビルとなっていた。

同ビルには1999年の台湾大地震発生後、補強工事が施されていたものの、先月の地震で建物の一部が損壊。外壁は剝がれ、シャッターは変形、1階の柱には亀裂が入った。近隣住民の間では建物の倒壊を恐れる声が広がり、解体を求める抗議活動も行われていた。

解体工事が始まった4日、同県政府は工事の無事を祈る儀式を開催。傅コンキ県長らが出席した。(コン=山へんに昆、キ=草かんむりに其)


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